10月26日 上柚木公園野球場
秋季リーグ連覇を目指す中大に最後に立ちふさがるのは現在1位の日大。初戦はお互いに試合の流れを奪い合うハイスコアゲームとなったものの、見事中大が勝利を飾り連覇まであと1勝のところまで迫った。
中大先発の大澤魁生(商4)は初回2者連続の四球を与えるなど立ち上がりに苦しみ2失点。日大に流れを作らせてしまう。しかし直後の2回中大は連続ヒットや相手のミスも絡めながら一挙6得点の猛攻を仕掛ける。3回にも更に1点を追加し、相手に傾きかけた流れをしっかりと引き戻した。▲適時二塁打を放つ佐藤龍之介(商2)
味方の援護に恵まれた大澤だったが5回途中に再び四球を重ねてしまい、近野佑樹(法2)にピンチの場面を託した。調子を崩し2週間登板を開けていた近野は1人目の打者に3点タイムリーの追い上げを受けるも、そこから崩れることなく、1人1人丁寧に抑える。▲2週間ぶりの登板で好投した近野
試合が再び動いたのは8回の攻撃。1点に詰められた点差を引き離したい中大は林部庄吾(商3)から引導を渡す2ランホームランが飛び出し、この回で4得点と好投の近野を援護する。▲笑顔でダイヤモンドを回る林部
試合後のインタビューで「今までの実績とか関係なく、1球1球全力で投げた。」と振り返ったように近野は8回9回を見事無失点に抑え試合終了。12-6とハイスコアな試合ながら、絶対に落とせない対日大の初戦を見事な勝利で結び、いよいよ優勝決定戦へ駒を進めた。▲5出塁で大活躍の中森至(経1)
昨年の秋季リーグで3年ぶりの優勝を飾ってから1年が経った。新型コロナウイルス肺炎の流行により春季リーグが中止になった今年、選手たちは秋季リーグ連覇の偉業だけを目標にしてきた。そして間もなく達成されようとしている。絶対に勝たなければならない次の一戦に向けて選手たちは皆同じ意識を持っていた。チーム一丸で試合に臨む中大準硬式野球部から目が離せない。
◆試合結果◆
チーム 123 456 789 =計
中 大 061 000 041 12
日 大 200 040 000 6
◆お知らせ◆
次戦は10月27日、上柚木公園野球場にて行われる対日大2回戦です。試合は12時45分開始予定です。
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部