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劇的な逆転勝利でファイナル4進出ー関東学生ラクロスリーグ戦対立大

第3Qに入っても拮抗した状況は変わらなかった。終盤残り2分で立大の攻勢で防戦を強いられるも24番穴井雄大(文3)が見事なセーブに成功。その後中大が流れを手にし攻撃に移ったもののチャンスを物にできず両チーム拮抗したまま勝負の第4Qへ。

 

第4Qに入ってもしばらくは両チーム譲ることなく時間は過ぎていったものの、先に勝負に出たのは立大だった。開始9分でショットを決められ、残り約5分の時点で中大はビハインドに。勝利したチームがファイナル4に駒を進めるということで負けられない一戦であるだけにこの1点で勝負が分かれると思われたが、当の選手たちは焦りを見せることなく落ち着いていた。「ゲームプランを細かいところまで練ったことで、後半も焦らずに、諦めずに試合ができた」(諸星コーチ)と語るようにあくまでも想定の範囲内であったのだ。そして両チームへの声援がさらに大きくなる中、終盤13分に小松が同点のショットに成功。残り2分で試合は振り出しに戻ることとなった。その後も勢いに乗ることが出来た中大は一意奮闘し試合終了まで残り10秒の場面で再び小松がショット。「無我夢中だったが、ゴールが見えたので思い切り振った」(小松)と語ったそのショットは見事にネットを揺らし決勝点となり試合終了。最終スコア4―3の劇的な逆転勝利でファイナル4へ駒を進め目標である日本一へさらに1歩近ずいた。

 

見事な逆転勝利を飾り喜びに沸く選手たち

 

ファイナル4へ駒を進めた中大。「チームの一体感というのはあると思うので、組織力というのは他のチームに負けてないと思う。まだ個の力というのはまだ伸ばせるところがあるので、そこを重点的に伸ばしていきたい。」と主将の佐々木淳(経4)が語るようにチームに伸びしろは多く残されている。ファイナル4で飛躍する選手たちを見逃せない。

 

▼試合結果

○中大 4-3 立大●

(2-2,0-0,0-0,2-1)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部