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リーグ優勝へ視界良好!首位攻防戦を制し盤石首位固めー令和6年度東都学生軟式野球春季リーグ対明学大戦

2024年5月29日 埼玉県・朝霞中央公園野球場

前回の専大戦を引き分け、開幕からの全勝が途切れた中大。今回の第7戦は首位中大を勝ち点差2で猛追する明学大との首位攻防戦。中大は強力な選手層を活かしこの大事な一戦を終始優位な展開で進め、これに勝利。勝率10割をキープした。

中大打線が初回から火を吹いた。相手のエラーが重なり先制した中大はさらに連打と四球で一死満塁の好機を作る。この場面で負傷した林輝一(経2)に代わり今春季リーグ初スタメンに抜てきされた山元宗二朗(経2)が左中間へストレートをはじき返し2点タイムリーとなる二塁打を放ち点差を3点に広げる。「(けがをした林の)気持ちを継いで仲間のために」と山元は試合後に語った。熾烈なスタメン争いにも注目が集まる。

2回以降は相手先発・佐藤(明学大)が調子を取り戻し、中大は2回から7回までを無得点で終え一転試合は投手戦の様相を呈する。これに対し牧も好投を続けるが5回味方のエラーも絡み2点を失い1点差に迫られる。さらに続く6回死球と安打で一死1・3塁のピンチを作ってしまう。相手打者の打球はライトファールグラウンドへ、これを期待の一年生ライト若松(文1)が捕球、さらに本塁に好返球を披露しタッチアップを狙った三塁走者を捕殺、ダブルプレーを完成させチームを救った。ベンチの盛り上がりは最高頂、マウンドの牧は雄たけびをあげ好守を称えた。

▲タイムリーを放ち、山元は塁上で喜びを爆発させた

好守で流れをつかんだ若松は8回、無死1塁からチェンジアップを捉えセンターの頭を超えるタイムリースリーベースヒットを放ち貴重な追加点を決める。「思い切って振れました」と打席を振り返った若松。サードコーチャーを務めた谷口太輝(商4)ら先輩の声掛けもあり、1年生ながらスタメンを勝ち取った期待の新星はプレッシャーをはねのけ結果を残した。目標の選手として主将牧を挙げ、将来的には投手に挑戦したいと語る若松。今後の活躍にも期待がかかる。

▲8回にタイムリーを放った若松

さらに追加点を入れた中大は好投を続ける牧に最終回を託す。牧は最終回を三者凡退で締め、132球6奪三振で完投勝利。ここまで春季リーグ全試合で先発を務めている牧は「投げているときは疲労感はなかったですけど、終わってみたらすごい疲労感がありますね」と試合後に語った。緊張感のある試合だったが終わってみれば最後までリードを守り抜き試合に勝利。リーグ優勝、そして全国優勝に向けてエースは腕を振り続ける。

▲132球完投で勝利投手となった先発牧

ここまで春季リーグを6勝1分と勝率10割を維持している中大。あと1勝で2年連続となる全国大会出場権獲得、2勝すると春季リーグ優勝を決める。中大ナインの躍進は止まらない。

 

◆試合結果◆
〇中大 5-2 明学大●

明学大000 020 000=2

中 大300 000 02×=5

 

◆お知らせ◆
次戦は6月7日(金曜日)に笹目公園野球場で行われる対神大戦です。

(記事:湊谷昂太郎、写真:松本あゆみ、柴田心月)

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