2026年9月6日 東和薬品RACTABドーム
日本学生選手権水泳競技大会最終日となる4日目も、中大から多くの選手が決勝・B決勝の舞台に立った。個人種目では弘中花音(文3)が1位で表彰台に立ったほか、柿木奏之介(商4)、光永翔音(商3)も上位入賞を果たした。最後は男女の4×200㍍フリーリレーで大会を締めくくった。
女子50㍍自由形予選4組には長谷川葉月(文4)が出場。多田(日大)と競り合いながら泳ぎ、組2位でB決勝へ進出した。迎えたB決勝では力強い泳ぎを見せ、26.03で組3位に入った。
男子50㍍自由形決勝には、予選を全体2位と高順位で通過した柿木奏之介(商4)が出場し、見事3位を獲得した。大学生活最後となるインカレに臨んだ柿木。地元・大阪での大会となった今大会で、「地元大阪でメダルを取ることができてよかった」と喜びを語った。

▲ 地元・大阪で表彰台に立った柿木(写真右)
女子100㍍バタフライでは坂本千紗(商2)がB決勝に出場。上位争いを繰り広げ、59.92で組3位に入った。
続く女子100㍍バタフライ決勝では弘中花音(文3)が出場した。予選を1位で通過すると、決勝でも他を寄せ付けない泳ぎで優勝。練習の際「気持ちを強く持って取り組んできた」と語る通り、メンタル面の強化を結実させる堂々の泳ぎで1位に輝いた。レース後のインタビューでは、インカレを最終目標とはせず、「オリンピック代表を目指したい」とさらなる目標を掲げた。

▲表彰台に立ち、笑顔を見せる弘中(写真中央)
男子100㍍バタフライ決勝には光永翔音(商3)と尾関啓太(総3)が出場。光永は序盤から首位を泳ぎ、レースをけん引。最後まで成嶋(明大)と競り合ったものの、わずかな差で2位となった。「スタートのミスから力みが出てしまい、ストローク数が100㍍で4回も増えてしまった」と敗因を冷静に分析しつつも、「負けて悔しい気持ちでいっぱい。残りの1年は自分が主将として天皇杯を取れるチーム作りをしたい」と力強く語った。続く尾関は5位でレースを終え、またB決勝に出場した倉塚遼 (総1)は最後まで自身の泳ぎを見せ、組7位でレースを終えた。

▲ 首位争いを繰り広げる光永
女子200㍍平泳ぎ決勝には佐藤琴美(文1)が出場し、7位となった。1年生ながら決勝進出を果たし、大舞台でのレースに挑んだ。レース後には「できることはやった」と振り返り、今後のさらなる飛躍に期待がかかる。
男子200㍍平泳ぎ決勝には前日のメドレーリレー優勝メンバーでもある川平治樹(商2)が出場。2:11.46と、自己ベストを更新する泳ぎで7位に入った。B決勝には杉浦凛汰郎(総4)が出場し、組2位という好成績でフィニッシュ。レースを終えると、ガッツポーズを見せた。
女子4×200㍍フリーリレー決勝には、1泳・福岡由唯(文1)、2泳・澤野莉子(文4)、3泳・長森流楓(文4)、4泳・弘中花音(文3)が出場。序盤から福岡が粘り強い泳ぎを見せ、澤野、長森、そしてアンカーの弘中へと引き継がれた。終盤まで上位争いに食らいついたものの、結果は8:06.55で4位。惜しくも表彰台には一歩届かなかった。レース後のインタビューでは悔しさをにじませ、「会場の中でも一番、この8継に懸ける想いは強かった」と語った。
4日目の最終種目となる男子4×200㍍フリーリレー決勝には、1泳・嶋田大海(商2)、2泳・村佐達也(総2)、3泳・光永翔音(商3)、4泳・大西雄斗(総1)が出場した。予選を2位で通過し、勢いに乗る中大。決勝でも気迫溢れる泳ぎで上位をキープし3位入賞を果たした。金メダルには届かなかったものの表彰台の一角を死守し、中大の強さを示すレースとなった。
▲ 表彰台に立った男子8継メンバー
◆コメント◆
柿木奏之介
──試合を振り返って
チームの副将として僕がなんとか勢いづけるレースがしたかったので、ずっとメダルっていうのを求めてやってきたので、それがこういう形でできて嬉しいです。
──大学最後のインカレとなったと思いますが、お気持ちは
最後こうやってメダルを取って終われたんですけど、去年は僕予選落ちしてB決勝でも残れずに本当に悔しい思いをして。めちゃくちゃ泣いたんで、今年それを地元大阪なんで、見せつけてやろうと泳ぎました。
佐藤琴美
──試合を振り返って
最近あまり200㍍を自信をもって泳げないことが多くて、ベストタイムよりも4秒近く遅いタイムでしか泳げなくて、すごい心配が大きかったんですけど、こうやって決勝で泳げて、もう少しタイムは欲しかったんですけど、できることはやったかなって感じです。
──予選と決勝を泳いで、プレッシャーなど
私はどっちかというとチャレンジャーな方なので、プレッシャーとかはあんまりなかったしチームの先輩とか同期とかが応援してくれてプレッシャーっていうのはなかったんですけど、その応援を力に変えることがあまりできなかったので来年必ず表彰台に乗りたいなと思いました。
女子4×200㍍フリーリレー
福岡由唯
──試合を振り返って
この8継はずっと前から金メダルを狙っていた種目でもあって、ここの会場の誰よりも8継の想いは強いと思って望んだ中で、全然目標にも届かずに、先輩方にもメダルをかけてあげることができなくてすごい悔しい気持ちでいっぱいです。
──インカレまでの期間、特に力を入れてきたことは
インカレはタフなレースになるとも分かっていたので、やっぱり体力作りっていうか、何回も全力で泳ぐってなると疲労も溜まりやすいので。それでも全部全力で泳げるように練習してきたつもりだったんですけど、やっぱりまだ慣れていないところもあって、すごい練習不足だったかなって思います。
澤野莉子
──試合振り返って
4年生としてやっぱ女子チームを引っ張っていく役割だったんですけど、だからやっぱりみんなでラスト勝って終わりたかったし、私が勝たせたいという気持ちがあったんですけど。後輩にすごい助けられて最高の中央大学だなっていうのを身にしみて感じるレースでした。
──このフリーリレーに向けての練習で苦労したことなど
1年前にすごい大きな病気をしてしまって、泳げない時間があったんですけど、戻ってくるまですごく時間がかかって、もう本当に辞めたいなと、諦めたいって思うことも何度もあったんですけど、この8継で1年以上前、私が病気になった時からみんなで勝とうって話をしてて、このリレーがあったから本当に私は最後まで諦めずに練習もできたし、きつい練習も乗り超えてきたと思うので、本当にみんなには感謝しかないです。
──予選と決勝で違いなど
予選から結構体がきつくて、本当にみんな一緒なんですけどでもやっぱもうラストは気持ちだなって思って。ラストは気持ちを振り絞ってがむしゃらに泳いだって感じです。
長森流楓
──試合振り返って
私以外の 3人はいつも国内でもトップで、2フリを泳いでいる選手たちで、私だけちょっと劣ってて。でもみんなでやっぱりずっと前から優勝目指したいって言ってやっていて、最後はやっぱり私が足を引っ張る形になってしまったので、すごく申し訳ないです。
──フリーリレーの練習で苦労したことは
私個人も200㍍バタフライで表彰台を狙っていたので、リレーに関しても、バタフライに関しても泳ぎ込むことが大事だと思っていたので、練習距離を増やしたりして取り組んでいました。
弘中花音
──試合を振り返って
—旦今日は個人の100㍍バタフライで優勝して光永選手と尾関選手とダブル表彰台狙ってたんですけど、個人としては優勝できたんですけど、男子選手はちょっと悔しい結果になってしまったんですけど、とりあえず優勝目標にしてやってきたので、それはとてもうれしかったです。ただ、フリーリレーも4番でメドレーリレーも6番でこれも4番で、昨日は私が1泳としてあまり良くないレースをしてしまって、みんなをこうメダルに導けなくて、今日はアンカーとして絶対4年生2人がいるので、絶対メダルを持って帰らせたかったんですけど、私が負けてしまったので4番手になってしまって正直私の気持ちが足りなかったというか、もちろん気持ちあったんですけど、やっぱ苦しいですね。
──インカレ期間に向けて特に頑張ったところや力を入れたところは
まず一番力を入れたのはもうメンタルの部分で、私あんまり気持ちが強いタイプではなくて結果がだめだとすぐ落ち込んだり、一喜一憂が激しくて、それを治さないとどれだけ練習を頑張ったとしても試合で結果を出すことはできないので、とにかく練習の時から絶対勝つんだとかもうタイム出すんだっていう強い気持ちを持って取り組むことを大事にして、練習中のタイムだったり、結果だったりは一旦置いといて、気持ちで絶対負けないってことをしてきたので、200㍍の背泳ぎではちょっと気持ちが入りすぎて、逆にこわばってしまったんですけど、 4日目の100㍍バタフライでは気持ちを強く持ったことで、ラスト競り勝てた部分はあると思うので、良くも悪くもメンタルの部分は強化して本当に良かったなと思うので、これからはもっと気持ち強くして、それが結果につながるように努力していきたいと思います。
ー今後の目標
今後の目標は、日本代表を目指していて、日の丸背負うのかっこいいですし、自分もあの舞台に立って世界で活躍したいという気持ちがあるので、もちろん来年のインカレに向けてまた準備はしていくんですけど、その中でインカレを最終目標にするのではなくて、オリンピック代表を目標にしているので、それに向けてひたすら努力して、私なりに頑張っていきたいなと思います。
光永翔音
──インカレの期間に向けて、特に強化してきた点は
個人のバタフライは日本記録を狙って、後半の泳ぎも細かい部分が本当課題にずっと上げていたので、そこの部分を磨いてきてはいたんですけど、自分自身レース中にスタートの方ミスってしまって、焦りから最初の浮き上がりの部分も力みが出てしまって、ストローク数が 100㍍で4回も増えてしまったので、自分の泳ぎができなくなってしまったので悔しいですし、インカレでは、自分は勝たなきゃいけない選手だったので、本当に負けて悔しい気持ちいっぱいなので。もう負けたくないんで、残り1年自分が主将として天皇杯を取れるようなチーム作りをこれから徹底していきたいと思います。
──次のアジア大会に向けての意気込み
アジア大会では絶対に今日果たせなかった日本記録の更新というのも必ず達成して、もう負けたくないのでもっと強くなりたいです。とりあえずまずは切り替えて、アジア大会で日本記録を2つとも更新できるように自分自身頑張っていきたいと思います。
◆試合結果
【女子50㍍自由形】
予選
4組
②長谷川葉月(文4) 26.16 B決勝進出
B決勝
長谷川葉月(文4) 26.03
【男子50㍍自由形】
予選
9組 ⑨藤本笠斗(文2) 23.45
10組 ⑨東方琉河(総3) 23.41
①柿木奏之介(商4) 22.51 決勝進出
決勝
③柿木奏之介(商4) 22.60
【女子100㍍バタフライ】
予選
3組 ⑧長森流楓(文4) 1:01.38
4組 ④坂本千沙(商2) 1:00.41 B決勝進出
5組 ①弘中花音(文3) 58.89 決勝進出
B決勝
③坂本千沙(商2) 59.92
決勝
①弘中花音(文3) 58.58
【男子100㍍バタフライ】
予選
5組 ④倉塚遼(総1) 53.26 B決勝進出
7組 ①光永翔音(商3) 51.47 決勝進出
②尾関哲太(総3) 52.56 決勝進出
B決勝
⑦倉塚遼(総1) 53.63
決勝
⑤尾関哲太(総3) 52.73
③光永翔音(商3) 51.57
【女子200㍍平泳ぎ】
予選
4組 ④楠田夢乃(文3) 2:31.82
5組 ④佐藤琴美(文1) 2:28.48 決勝進出
決勝
⑦佐藤琴美(文1) 2:28.53
【男子200㍍平泳ぎ】
予選
4組 ⑤中山一輝(経4) 2:17.79
7組 ④杉浦凛太郎(経4) 2:13.10
8組 ①川平治樹(商2) 2:12.06 決勝進出
決勝
⑦川平治樹(商2) 2:11.46 PB
【女子4×200㍍フリーリレー】
予選
2組 ②8:13.37 決勝進出
1泳・福岡由唯(文1) 2:02.62
2泳・澤野莉子(文4) 2:00.06
3泳・長森流楓(文4) 2:06.82
4泳・弘中花音(文3) 2:03.87
決勝
④ 8:06.55
1泳・福岡由唯(文1) 1:58.80
2泳・澤野莉子(文4) 2:00.64
3泳・長森流楓(文4) 2:07.39
4泳・弘中花音(文3) 1:59.72
【男子4×200㍍フリーリレー】
予選
4組 ②7:18.25 決勝進出
1泳・斎藤誓成(商2) 1:50.61
2泳・村佐達也(総2) 1:46.45
3泳・川中鼓太郎(商2) 1:50.50
4泳・橋本英明(総2) 1:50.69
決勝
③ 7:14.35
1泳・嶋田大海(商2) 1:50.13 PB
2泳・村佐達也(総2) 1:45.12
3泳・光永翔音(商3) 1:48.12
4泳・大西雄斗(総1) 1:50.98
(記事:福居実珠、写真:福居実珠、今村優斗)



