2022年4月30日、5月1日、2日 丸善インテックアリーナ
大阪・丸善インテックアリーナで黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会にインカレ3位の枠で出場した。
初日のサントリーサンバーズ戦では3セットまで持ち込むものの敗戦。続く2日目のジェイテクトSTINGS戦でも流れに乗れず敗北を喫した。
そして迎えた最終日の対戦相手は大分三好ヴァイセアドラー。
▲レシーブをする山本涼(経3)
1セット目
相手のサーブミスで先制点をとった中大はその後もブロックを成功させ連続点を獲得する。その後、山根大幸(商1)のアタックをきっかけに相手のミスを誘い出し得点につなげた。しかし、1セット目の中盤になると今まで決まっていたスパイクがブロックにかかり、なかなか決まらず追い上げられる展開に。最終的に23点まで追いつかれたものの、攻めの姿勢を忘れず、柿崎晃(商1)のサービスエースで1セット目を終えた。
▲スパイクを打つ柿崎
2セット目
開始直後は佐藤篤裕(法4)のブロック、藤原直也(経3)のサービスエース、深田晶(総政1)のスパイクが立て続けに決まり順調な滑り出し。しかし、相手チームのバックアタックに対応出来ずに3連続失点許す。若干の焦りが見えたものの、丁寧にボールをつなげたことでミスを防ぎ失点を最小限に抑えた。その後、佐藤がブロックを打ち破る強烈なスパイクを決めたことを起点に流れを取り戻す。さらにサーブが走り後半も勢いは止まらない。そして迎えたマッチポイント。追い込まれた大分三好ヴァイセアドラーが起死回生を狙うアタックを打ち込むも、完璧なブロックで得点。ストレート勝利を果たした。
▲手を広げ喜ぶ佐藤
大分三好ヴァイセアドラー戦を監督は「やるべきこと、ベースが決まっているなかで相手に対して我々がどのように対策していくのか。点数を取れるシチュエーション、相手が点数をくれるシチュエーションがあって、それが結果的に点数の差になって勝てたと思っている」と振り返る。
また、3日間を通して、「勝ちにこだわるというよりむしろ企業とやれる数少ないチャンスなので、チームとしての課題や日本のトップオブチームがどんなところにあるのか、その中で自分のチームがどう通用していくのかそこでの課題。そういった現状を把握する意味でもいい経験だったなと思う」と語るように、今大会はチームのとって大きな経験となった。
(記事:古川紗菜 写真:小野澤美優)