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悔しさ残るも3人が表彰台にのぼるー第68回全日本学生ウエイトリフティング個人選手権大会

2022年5月13〜14日 大阪・はびきのコロセアム

新型コロナウイルスの規制が緩和され、チームメイトの声援が響き渡った今大会。中大からは計9名の選手が出場し、3人が表彰台にのぼった。

先陣を切ったのは、55㌔級の北村広輝(商4)と山本大和(文1)。北村は「アップが上手くいかず不安でした」と話したが、スナッチを3本すべて成功させ2位につける。ジャークでは「最後まで取りきれなかった」と1本目以降失敗に終わったが、他選手の記録が伸びずジャークでも2位につけ、準優勝に輝いた。

▲55㌔級準優勝に輝いた北村

大学初の試合となった山本。万全なコンディションで臨んだものの、スナッチで1、2本目を失敗し出遅れる。それでもジャークでは、「気持ちを切り替えられた」と2本連続で成功させた。総合は6位に終わり、今後の課題が見つかる大会となった。

けがを抱えながらの出場となった61㌔級の宮田温成(文4)。スナッチは3本とも失敗し、ジャークでは1本のみとなり、記録なしという結果に終わった。「良かったところはありません」と悔しさを残すも、「しっかり鍛え直し、インカレに向けて頑張ろうと思う」と決意を新たにした。

▲67㌔級3位表彰台の金谷

2日目、67㌔級には金谷武龍(法3)、渋谷太郎(商2)、本多竜一(商4)が出場。金谷は得意のスナッチで2位につける。続くジャークでは136㌔を2度失敗し記録なしも危ぶまれたが、3本目の試技でなんとか成功。総合3位という順位に、「ベスト記録ではなかった。ベスト記録を出せればもっと良い順位に立てた」と満足のいく結果ではなかたものの、表彰式では笑顔を見せた。金谷は今後の目標に「大学チャンピオン」を掲げ、リベンジを誓った。

渋谷は2年生ながらスナッチで4位、ジャークで全体2位の141㌔を挙げ、金谷に続く総合4位と健闘した。67㌔級の1、2位はともに渋谷と同学年の2年生。今後の同学年対決に注目だ。

本多はスナッチで7位につけるが、ジャーク138キロを3本全ての試技で失敗。記録なしに終わったものの、138㌔に果敢に挑み最終学年としての勇姿を見せた。

▲89㌔級3位の江端

73㌔級には友末瑛士(法4)と中谷拓海(経4)が出場。友末はスナッチで1本目を成功するも2、3本目で失敗。ジャークで挽回を狙うも、148㌔を挙げきれず総合7位で終えた。

中谷はスナッチで3本全ての試技に成功するも9位。ジャークでも2、3本目を落とし、9位と巻き返せず。総合10位で幕を閉じた。

中大選手最後の出場となった89㌔級の江端龍生(文4)は、苦手とするスナッチで記録を伸ばせず10位と他選手に出遅れる。それでも得意とするジャークで二本目に168㌔を挙げ、三本目に成功とはならなかったが大会記録の170㌔に挑み会場を沸かせた。総合3位という結果には「まだまだ詰めが甘かった」と、納得のいく結果ではなかった江端。「スナッチでも周りの選手と戦っていけるように頑張りたい」と語った。

3人が表彰台にのぼるも不完全燃焼に終わる選手が多かった中大。今大会の悔しさを糧に11月のインカレに臨む。

 

◆大会結果◆

55㌔級

②北村

S99㌔②、C&J120㌔②

トータル219㌔

⑥山本

S90⑥、C&J112㌔⑥

トータル202㌔

61㌔級

宮田

Sー、C&J120㌔⑦

記録なし

▼67㌔級

③金谷

S118㌔②、C&J136㌔④

トータル254㌔

④渋谷

S110㌔④、C&J141㌔②

トータル251㌔

本多

S105㌔⑦、C&Jー

記録なし

▼73㌔級

⑦友末

S114㌔⑧、C&J145㌔⑥

トータル259㌔

⑩中谷

S111㌔⑨、C&J135㌔⑨

トータル246㌔

▼89㌔級

③江端

S120㌔⑩、C&J168㌔①

トータル288㌔

 

(記事:坂井真子 写真:坂井真子、関拓斗)

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