• Twitter
  • facebook
  • instagram

【第171号掲載記事・女子陸上競技部】マイルリレー悲願の連覇達成ー第101回関東学生陸上競技対校選手権大会

2022年5月19日~22日 東京・国立競技場

中大が3分39秒23をマークし、4✕400㍍リレー2連覇を果たした。強豪青学大を寄せ付けない圧巻の走りでフィニッシュ。インカレ最終種目で有終の美を飾った。打倒立命館、大学記録更新、悲願の全日本インカレ王座獲得に向け、弾みをつける。

「中大スポーツ」第171号終面の本文を掲載しております。

◇  ◇  ◇

▲連覇を果たしメンバーと喜びを分かち合う飯田(右)

仲間を信じて

アンカー飯田景子(法2)のゴール直後、メンバーは肩を寄せ合い歓喜に沸いた。2連覇を目標に掲げ臨んだ今大会。昨年の関東インカレで優勝を飾った最強の布陣で参戦した。
「このメンバーなら優勝できる自信がある」。そう話したのは髙島菜都美(文4)と大島愛梨(文4)。2連覇というプレッシャーの中でも、メンバーへの絶対的な信頼は揺らがなかった。信頼を力に変え、第一走者の高島から最終走者の飯田まで尽力。昨年記録した優勝タイムを1秒上回り、出場チームで唯一40秒を切る好タイムをマーク。新国立競技場という大舞台で圧倒的な強さを見せつけた。
1年の時を経て、再び表彰台の中央に登った中大女陸。4人の表情は曇のない笑顔で溢れていた。

下級生の躍動

2年生である飯田と松岡の走りが連覇達成に大きく寄与した。大会期間中、ともに個人種目で自己ベストを大きく更新し優勝。関東大学陸上界にその名を轟かせた。
松岡は5位で受け取ったバトンを、首位に押し上げるレースを展開。4日間の疲れをみじんも感じさせない、女王にふさわしい走りを見せ、「素直にうれしい」と優勝を喜んだ。飯田は「4年生の方が最後の関東インカレだったので、4年生ともう一回優勝したかった」と4年生への強い思いを走りで体現。ラストスパートで畳み掛け先頭に立ち、一気に後続を引き離した。若きエースは余裕の表情でゴールテープを切り、満面の笑みを浮かべ、拳を掲げた。

全カレ制覇へ

昨年は関東王者として挑むも、予選落ちに終わった全日本インカレ。実力十分に臨んだが、全国の舞台で中大本来の力を発揮できず、辛酸をなめた。1年間苦楽をともにし、結束を強めたメンバー。今大会で、昨年行われた全カレの2位に食い込む3分39秒23を叩き出し、中大が全国に通用することを示した。「今年は関カレも全カレもどちらも優勝したい」とメンバー全員がリベンジを誓う。
1980年以降総合優勝から遠ざかっている中大。マイルリレーを筆頭に全カレで実力を証明し、全国に「C」マークを羽ばたかせる。

◆試合結果◆
①中大②青学大③法大

(記事:坂井真子、写真:杉浦瑛俊)

Twitter(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report

2022年7月11日(月)付で「中大スポーツ」第171号を発行いたしました。詳細はこちら