昨年は春季リーグで5位、秋季リーグは3位という結果に終わった中大野球部。今年は「結勝」をスローガンに掲げ、櫻井亨佑(商4)主将のもと5年ぶりのリーグ優勝、日本一に向けて調整を進めている。今回は春季リーグ開幕を目前に控える選手たちの声を6日間、全11回にわたってお届けします!
第8回は最高学年となり、中大の投手陣を支える中村伊吹(商4=宇治山田商業)選手、今村拓哉(文4=関東第一)選手のお2人です!飛躍の年とすべく、決意新たに新シーズンを迎える意気込みをお聞きしました!
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<中村伊吹>(聞き手:中島遥、構成:高梨晃世)
▲充実したシーズンへ!勝負の年を迎える中村
――母校の宇治山田商業がセンバツに出場。弟の中村帆高選手も出場していたが
「自分が大学来たときはまだ中学生だったので、成長したことに結構驚いてました」
――中村投手が高3の時はコロナでセンバツが中止に。今年母校が出場しているところをどのようにみていたか
「顧問も同じで、ずっと甲子園出場を目指してやってきて、 それがいろんな先輩方も含めてやっと出れた。素直に嬉しかったです」
――甲子園に出場した弟・帆高選手には何かメッセージを送りましたか
「自分経験したことないですけど、多分緊張するんだろうなと思って。でも全国であんな良い球場でできるんで、楽しんで投げてこいっていうのは言いました」
――新チームでは副キャプテンに就任。どのようなチームにしていきたいか
「自分はピッチャーのリーダーっていうところ。去年の4年生たちがずっと引っ張ってきてくれたのが結構大きくて、それがやっぱ抜けてしまって、ピッチャー陣の層っていうか。だいぶ負担が大きくなったんですけど、それはみんなで。一個上の先輩方はみんな1人で投げ抜いてくれましたけど、今年はみんなで繋いで投げよう、つないで勝とうっていう。そういうチームにしようと思いました」
――副キャプテン就任の際、監督にかけられた言葉は
「自分は真面目に取り組んでるのを見てもらってたみたいで、そういう姿勢を貫いて頑張ってまとめてくれと伝えられました」
――その言葉を聞いてどのように感じたか
「自分でいいのかなと思ったんですけど、やるからには頑張ってやってみようと思いましたし、 今3年生がみんな投げてますけど、それに負けないように頑張ろうかなって思いました」
――新チームでの中村投手の役割は
「投手陣と野手って結構練習別れたりするんで、それのつなぎ役とまではいかないですけど、野手ともよく話したりするのでそういうのもあるかなと思います」
――オープン戦を終えてご自身の調子は
「キャンプから始まって、自分の中では調子良かったんですけど、 たまに制球乱したりすることがあって。そういうところが多分信頼まで行けないところだと思うんで、 やっぱりそこを修正しないと。今の段階ではもしかしたら試合に投げるのは難しいかもしれないですけど、投手陣は誰かしら調子悪かったり、怪我とかあるかもしれない。そうなった時に投げられるように準備しておきたいと思っています」
――この冬に取り組んだこと
「ウエイトは少し頑張って、あとは瞬発系って言うんですか、そういうジャンプだったり短ダッシュだったりっていうのをちょっと頑張りました」
――結果は出たか
「球速が今まで大学1年生の時が1番早かったんですけど、やっと更新しました」
――何㌔になりましたか
「145㌔です。2年生、3年生で140㌔ 出たり出なかったりだったんですけど。4年生になって、やっと球速自体は戻ったかなっていう感じです」
――持ち球を教えてください
「ストレート、カーブ、スライダー、ツーシーム、フォークです。得意なのはツーシームです。今はフォーク頑張っています。ツーシームだと三振ちょっと取りづらい。芯をずらすので。三振ほしい時のためにフォーク練習しています」
――昨年の4年生から教わったこと
「まず、練習。自分のやるべき練習がちゃんとわかっていて、だから常に調子がいい状態に持っていけるし、リーグ戦見ててもやっぱり気合い入って投げてるし、なんか頼れるというか、自信持って投げてるんで。自分悪い時はやっぱ自信なくして投げちゃう時があるのでやっぱり4年生がすごいなと思っていました」
――西舘勇陽(令6卒・現読売ジャイアンツ)投手が「1個下は実戦経験があまりないので不安だと思うんですけど絶対に力はあると思う」とおっしゃっていたが
「ありがたいです。ほんとに思ってんのかな(笑い)。 実践経験は確かに少なかったです。自分たちの実力不足っていうのもありますけど、ちょっと1個上偉大すぎました」
――新1年生で注目の投手は
「みんないいんですけど、高橋史佳(経1=日本文理)です。ロマンがありますね。これからまだまだ伸びるかもしれないし、今の状態でもいい真っすぐを投げているなっていう。化けるかもしれないですね」
――高橋投手とキャッチボールなどをやりましたか
「キャッチボール横で見ました。すごかったです。1回受けたこともあります。スピン量がすごいです。球が強い」
――ほかにも気になる選手は
「三奈木(亜星・商3=浦和学院)です。部屋が同じで2人部屋なんです。ずっと投げてますし。今年どんな役割、先発か抑えかわからないですけど、 1番気合い入ってると思うのでやってくれると思います」
――三奈木投手は気合いが入っている?
「オープン戦は今のところそんなに調子良くないですけど、リーグ戦に入ったら気合いが入って。オープン戦も気合い入っていると思うんですけど、リーグ戦は本当にすごい」
――ラストイヤーへの意気込み
「今年はピッチャー陣が不安って言われている中で、ピッチャー陣で勝てるようなチームにして、自分自身はその中に自分がいて貢献できるように頑張りたいと思います」
――初戦駒大戦への意気込み
「初戦は絶対大事になってきて。初戦取るか取らないかで、その後のカードにどめちゃくちゃ影響しますし、取れるようにチーム一丸で頑張りたいと思います」
――昨秋はすべて3戦目までもつれたが、初戦の位置づけは
「1戦目取るとチームもだんだん盛り上がるし、その1カード勝ち点とったらもっと盛り上がっていけると思うんで、やっぱり大事だと思います」
――春の意気込みは
「チームはもちろん優勝目指して頑張ります。個人的な目標は無失点です。あまり投げるわけではないので投げた時には無失点っていうので頑張ります」
◇中村伊吹(なかむら・いぶき)◇
学部学科:商学部・会計学科
身長・体重:178.8㌢・79.2㌔
出身高校:宇治山田商業高校
<今村拓哉>(聞き手、構成:高橋美帆)
▲怪我で離脱していた分ラストシーズンに懸ける思いの強い今村
——現在の状態はどうですか
「練習試合重ねてきてキャンプの頃は調子上がってきてなかったんですけど今だんだん調子上がってきていい状態かなと思います」
——これまで重点的に取り組んできたことはなんですか
「自分はあんまり球速で勝負するピッチャーじゃないので体幹とかの強さを練習して球のキレや質、のびとかを伸ばせるように体幹をメインでやってきました」
——体幹上がってきましたか
「そうですね。元々体幹強い方だとは思うんですけどさらに強くなったのかなと思います」
——新チームの雰囲気はいかがですか
「いい意味で上下関係がないので4年生に対しても後輩から言えますしいい雰囲気かなと思いますね」
——最上級生として意識していることはなんですか
「3年生以下は4年生の背中を見ていると思うので口だけでなくどちらかと言えば行動でチームを引っ張っていけるように意識して動いていますね」
——ここまで実戦の中での課題と収穫は
「まっすぐが最初は捉えられていたんですけどまっすぐでも抑えられるようになったことが収穫で課題は変化球のキレとかがイマイチなのでそこに変化球のキレが混ざってきてくれればだいぶいいかなと思いますね」
——ご自身の特徴やアピールポイントは?
「まっすぐでいったらキレや伸びが自分のアピールポイントだと思っていてその中で変化球とかでかわしたりそこが持ち味なのかなと思います」
——投球の中で意識しているポイントはありますか?
「投げるバランスを大事にしていて突っ込んだり体のバランスが悪くなると球筋も良くないので投げる時のバランスは意識して投げています」
——印象的な打者やチームはございましたか
「自分ずっと怪我しててプレイヤーとしてはまだ投げれてないんですけど青学大はすごい打ってくるチームなので印象的です」
——やはり警戒する大学は青学大ですか?
「そうですね」
——初戦は駒大ですが駒大の印象はどうですか?
「なんとしてでもチーム全体で1点をもぎ取ってくるイメージがありますね」
——西舘選手や石田選手(裕太郎=現横浜DeNAベイスターズ)をはじめとして卒業した選手の分4年生にかかる期待が大きいと思いますがそこへの思いはどうですか
「その4年生が抜けた時からずっと言われてきたので抜けた次の代の最上級生としては責任と自覚を持って取り組んでいます」
——今でも心に留めている卒業生のアドバイスはありますか
「石田選手とは仲良くさせてもらっていて引退した後に『お前持っているものは俺よりもすごいから野球の面だけでなく生活の面もしっかりしていれば自ずと結果がついてくる』と言われたのでゴミ拾いとかもそうですし私生活の面から気をつけています」
——ラストシーズンとなりますがここまでの大学生活を振り返っていかがですか
「2年生の時に手術をして2年生3年生と野球が全くできでいない状態だったのでその分ラストシーズンにかける思いは強いですしあっという間だったなと感じます」
——今年の目標は
「投げる試合は全部抑える。勝ちっていうのは先発かまだわからないのでそこは自ずとついてくると思ってるんですけど、投げる試合は全部抑えてやるという気持ちでは取り組もうと思っています」
——手術をしたり苦しい期間があったと思いますがその分野球ができる楽しさが大きかったりしますか
「そうですね。投げ始めてから野球ってやっぱり楽しいんだなと再認識できましたしそういう意味では手術して良かったなと思いますね」
——そんな今村選手だからこそ感じる野球の魅力は
「団体競技ってこともあって1人だけじゃ成立しないのでチーム全員で勝利をもぎ取った時の達成感は野球の魅力かなと思いますね」
——春季リーグで自分のここを見てくれというところはどこですか
「初のリーグ戦なので一球一球休全力で投げる魂こもったピッチングを見てほしいなと思います」
——春季リーグの意気込み
初めてのリーグ戦で最後でもあるので毎試合毎試合投げる試合は全力でチームの勝利に貢献できるように頑張りたいなと思います。
◇今村拓哉(いまむら・たくや)◇
学部学科:文学部・人文社会学科
身長・体重:180.0㌢・80.0㌔
出身高校:関東第一高校
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