2026年5月9日 長野県・スカイロードサイクリングスタジアム松本
強風の中開会した東日本インカレ。団体種目である男子チーム・スプリントと男子4㌔チーム・パーシュートを両方制した中大は、順調な形でシーズンの幕を開けた。個人種目でも、男子4㌔インディヴィデュアル・パーシュートで三浦一真(法2)が優勝、柴田渓佑(法1)が3位表彰台。ケイリンでは主将熊谷海飛(商4)が準優勝を果たした。
【1日目】
ケイリン第1回戦では2組目に主将熊谷海飛(商4)が出走。組1着でゴールし、ストレートで1/2決勝へ駒を進めた。続く3組目に金子颯(法3)、4組目に昼田駿斗(法3)、5組目に引場正弥(法2)、6組目に橘直輝(法1)がそれぞれ出走するも、2日目に行われる敗者復活戦へ。

▲主将がストレートで1/2決勝進出!
男子4㌔インディヴィデュアル・パーシュート(通称:個抜き、個人追い抜き)決勝には柴田、岩月諒太郎(商3)、宮川結斗(法1)、大室佑(法4)、三浦、三宅太生(法4)の6人が出走。
1組目に出走した柴田は初の4㌔インディヴィデュアル・パーシュートながら3位入賞を果たした。高校生のころから「序盤から攻めるスタイル」を得意としてきた柴田。中大としては初の公式戦となった今大会も、攻めの走りを見せた。しかし高校時代は3㌔であった個人追い抜きが大学では4㌔で行われることにより、ラスト1㌔のスタミナが課題に。初出場ながら3位入賞に輝いた柴田の今後に期待がかかる。

▲1組目に出走し、3位入賞した柴田
5組目、シーズン初戦から個人種目で見事優勝に輝いたのは三浦だった。単独走かつ、バンクコンディションが良くない中でのレースとなり「予定してたタイムではなくて、自分の中でも走りながらやばいと思った」と話す三浦。しかし結果は優勝と、状況の良くない中でも確かにその実力を示した。大会2日目に男子4㌔チーム・パーシュート(通称:団抜き、団体追い抜き)出場も控える中で、個人種目優勝は好発進。目指すのは「学連新記録」、今シーズンも三浦の強さに注目だ。

▲シーズン初戦から優勝!
表彰台に上った三浦・柴田だけでなく、出場メンバーが上位を独占した中大。4位には1年生宮川が入賞、5位には昨年優勝した三宅、6位に大室、8位に岩月がそれぞれランクインした。大会1日目から団体種目だけでなく個人種目でも層の厚さを見せつけた。
大会1日目の男子最終レースは団体種目であるチーム・スプリント。中大からは熊谷、金子颯(法3)、引場正弥(法2)が出走した。昨年、井出晃太郎(令8卒)、植松史弥(令8卒)、熊谷が優勝しており、期待が懸かる中、見事連覇を達成した。
1走を務めたのは、力強いスタートを武器にする引場。「練習合宿から結構調子も良くて、緊張はせずに楽しみな気持ちで挑んだ」と話し、スタートにミスはあったものの「逆にそれがいい感じに2走につながった」と連携を見せる。
2走の金子は体の調子が悪い中でのレースとなり、「不安だったが、前の後輩と後ろの頼もしい先輩に助けられながら、まあいい走りができたので良かった」と話す。
「前の二人の走りについてって、最後僕が頑張るってだけだった」と語るのは3走、主将熊谷。昨年度主将の井出や植松が抜けたチームで、短距離を引っ張る。今大会の手ごたえを語った上で、タイムに関して「ここから上げていければ」と話し、夏を見据えた。

▲交代時の熊谷・金子、引場
【2日目】
「自分の調子が悪くて足を引っ張る形になってしまったんですけど、チームの人に支えられてなんとか耐えられたので、感謝しています」。
そう語るのは男子4㌔チーム・パーシュート(通称:団抜き、団体追い抜き)にメンバー入りした岩月だ。チームワークが求められるこの種目では、一糸乱れぬ隊列で全体の空気抵抗を減らすことが必要だ。昨年度は王者として大会記録を更新した中大。さらには3連覇への期待も懸かる。最終8組、他大のタイムが出揃った中での出走となった。7組目終了時のトップタイムは日大の4分18秒593。期待が緊張感として現れる状況下で、中大は4分17秒099でフィニッシュし見事3連覇を成し遂げた。
今年度、中大からは三宅、岩月、三浦、柴田がエントリー。4年生が卒業したことで、昨年度のメンバーから2人変更となった。昨年度団抜きメンバーの山下虎ノ亮(令8卒)、釜田佳典(令8卒)に代わり、メンバー入りしたのは岩月、柴田。三宅は4年連続出場、三浦も1年生ながら出場した去年に続き2年目のエントリーとなった。
3年連続優勝となった三宅は「バンクコンディションがあまり良くない中でもチームの最前は尽くせた」と語る。昨年度と比較し、タイム的に伸びしろがあるとしながらも、「インカレに向けたいい前哨戦になった」とまとめた。
岩月三浦はともに湘南工大附属高、三宅柴田はともに北桑田高出身。今年の団体追い抜きは、湘南工科&北桑田コンビでインカレ優勝を狙う。

▲3連覇を達成した男子4㌔チーム・パーシュート

▲表彰後、笑顔を見せる湘南工科&北桑田コンビ
1日目に行われたケイリン予選を経て、1/2決勝を迎えた熊谷。1日目から好調ぶりを結果に残し調子の良さを示したように、各組3位上がりの1/2決勝でも、疲れを見せない走りで2組目トップフィニッシュ。「最後の半周のタイムもかなり良かった」と順調に決勝へ駒を進めた。
迎えた決勝、誘導の後ろの1番を引いた熊谷はまわりからのマークもある中で2着。準優勝でチーム・スプリントに続く表彰台を飾った。「展開を読みながら、行くところと、ここは行かないというところのジャッジが難しかった」、「思い切って行っちゃってもよかったかな、というところが何か所かあった」と振り返り、ラストシーズンを幕開けた。

▲ケイリン決勝の熊谷
男子10㌔スクラッチには1年生脇野凌功(法1)が出走。長距離トラック種目であるスクラッチでは、スピードと選手間の駆け引きによって落車が起こりやすく、今大会でも落車事故が発生した。バンクコンディションが悪い中でのレースということもあり、脇野の大学入学後初の公式戦はDNFとなった。
▲男子10㌔スクラッチに出場した脇野
同じく長距離種目である男子25㌔ポイントレースには月見里櫂(商1)が出走。ポイント加算式で合計得点が競われるため、体力だけでなく頭脳も求められる過酷な種目である。1年生ながらしっかりとポイントに絡んだ月見里は、後半のポイント周回で連続して1着通過。レース中、先輩たちからの積極的なアドバイスが飛び交う中で10点を獲得すると、最終周回も4着で2点を獲得。合計12点で見事6位となった。

▲ポイントに絡んだ月見里
夏の大舞台、「インカレで総合優勝する」目標に向けて今年もシーズンを幕開けた中大。団体種目を両方制すなど、順調なスタートを切った。各々が得た手ごたえと課題を糧に、また挑戦の日々が始まる。
◆試合結果◆
【男子4㌔チーム・スプリント】
優勝 1分02秒734
熊谷海飛(商4)
金子颯(法3)
引場正弥(法2)
【男子4㌔インディヴィデュアル・パーシュート】
①三浦一真(法2)4分35秒025
③柴田渓佑(法1)4分39秒938
④宮川結斗(法1)4分44秒055
⑤三宅太生(法4)4分47秒135
⑥大室佑(法4)4分50秒316
⑧岩月諒太郎(商3)4分52秒747
【男子4㌔チーム・パーシュート】
優勝 4分17秒099
三宅太生(法4)
岩月諒太郎(商3)
三浦一真(法2)
柴田渓佑(法1)
【ケイリン】
②熊谷海飛(商4)
金子颯(法3)
昼田駿斗(法3)
引場正弥(法2)
橘直輝(法1)
【ポイントレース】
⑥月見里櫂(商1)
【スクラッチ】
脇野凌功(法1)DNF
◆お知らせ◆
次戦は5月31日(日)に東京都・大井ふ頭で行われる第28回全日本学生選手権クリテリウム大会です。
(記事:村野風珈、写真:村野風珈、渡邉咲衣)
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