2022年10月30日 東京・中央大学グラウンド
拓大に1敗するも4戦中3勝を挙げている中大と、中大同様まだ1敗しかしていない国学大との一戦。勝てば入替戦出場にまた一歩近づく大事な一戦であった今試合で、中大は前半から果敢に攻め、倍以上の点差で快勝した。
▲トライを決める水野陸(文3)
国学大のキックで試合開始。はじめは互いに点を取り合うシーソーゲームとなった。前半3分に敵陣22㍍付近でペナルティを獲得した中大はショットを選択し、山田翔平(文3)がキックを成功させ先制点を奪う。
その後前半10分に国学大にペナルティを奪われ同点に追いつかれるが、前半18分、中大は敵のハイパントをキャッチし、外へアタックを展開。最後はラック際へ野村幹太(法1)が仕掛け、水野へオフロードパスし、そのままトライを決める。山田もキックを成功させ10―3とするも、すぐ前半21分に国学大がトライとキックを決め同点に追いつかれる。
しかしここから前半の間は、中大は国学大に点を譲らなかった。前半27分に敵陣5㍍付近のラインアウトからモールを形成しそのまま押し込み武田烈輝(法3)がトライを決めた。その後前半30分にハーフウェイ付近からクイックスローでアタックを再開し、山﨑祥希(経2)がビッグゲイン。最後は下村寛太(文3)へ繋ぎ、そのまま走りきりトライを決める。キックも成功し22―10で前半戦は終了した。
▲国学大の選手をうまくかわし走る下村
▲後半開始前に円陣を組む中大の選手たち
中大のキックで始まった後半、前半の勢いそのままに立て続けに得点した。開始2分、ハイパントをあげたボールの再獲得に成功し、中大は攻撃を続ける。最後は、こぼれたボールを水野が持ち込みトライ。その後のキックも成功し、29-10とする。後半9分には、オフロードパスで細かくつないだボールを、最後は鈴木龍(文4)が持ち込みトライ。山田のキックも決まり、36-10と点差を広げる。その後は大きな動きがなかったが、後半17分、敵陣22㍍付近でモールを形成すると、そのまま押していき、ラストは平見尚(文3)が持ち出してトライ。41-10とした。
その後も、後半28分には、ラックからこぼれたボールを永山遼(文1)が押さえてトライ。試合終了間際の後半38分には、敵陣5㍍付近でペナルティを獲得すると、タップキックですぐさま試合を再開、ピックゴーを継続して前進し、最後は久松春陽大(法3)がトライを決めた。後半21分と33分に国学大にトライを決められるも、終わってみれば、53-24と大差をつけての勝利となった。
▲トライを決める久松
今試合は上位2チームが出場する入替戦に近づく大きな1勝となったが、ここからも負けられない戦いが続いていく。
◆試合結果◆
○中大 53(22-10、31ー14) 24相手大●
(記事、写真:菅澤澪生、井口縁)
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