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リーグ戦が再開 女子は全勝─秋季関東学生卓球リーグ戦

2023年9月12日 埼玉県・所沢市民体育館

10日間の中断期間を経て、秋季リーグ戦が所沢市民体育館で再開した。

代々木第二体育館で行われた開幕節を2試合ともスコア4―0で勝利し勢いに乗る女子は初戦日本大学と対戦した。1番手はエース枝廣愛(商2)が登場、2試合連続の1番手となったがこの試合でもチームを勢いづける試合運びでセットカウント3-1と難なく勝利した。2試合続けての1番手起用について矢島監督は「相手もエース級を出してくるので、厳しい試合にはなると思うんですけど、こっちも信頼して出しているので、彼女にはもうアドバイスあんまりせずに頑張ってこいとしか言わずに送り出してて、こういった経験を積んでもっと上のレベルの選手になって欲しいですね」と起用の意図を語った。
2番手は武山華子(文1)が登場。今日の試合でも1年生とは思えない落ち着いた試合運びでストレートで勝つと、3番手の藤田奈子(文4)は敗れてしまうが、エースコンビの工藤夢・枝廣愛ペアが勝利し王手をかけ、5番手の高橋あかり(文3)もストレートで勝利し、開幕から3連勝を飾った。

2戦目は早稲田大学と対戦、1年生の吉松寿莉(文1)が初めてメンバー入りを果たした。この場面での吉松の起用について矢島監督にその意図を尋ねると「少し1戦目で藤田がエンジンかかんなかったっていうのがあったので、吉松は勝ってても負けてても元気にやってくれるので流れ変える意味でも投入しました。来年以降のことも考えると1年生にも経験積ませなきゃいけないので使ってみようと思いました。」と抜擢した理由を語った。試合前、エースの枝廣に「2-0で勝ててるから自分のやりたいように思い切って試合してきて」と激励された吉松は、持ち前の気持ちを前面に出すスタイルを貫き早大3年生の福岡乃愛相手にリードするが、終盤粘ることができずセットカウント2-3で敗れた。試合後吉松は「自分の良さは出せたかなと思います。自分はけっこう声出すタイプなので中高の時から常に試合中は全力で声を出しています。ただ、あの展開で負けてしまったので次は勝てるように頑張りたいなと思います」と課題も口にした。

▲リーグ戦初出場を果たした吉松

ダブルスはこの試合も工藤枝廣の抜群のコンビネーションでストレートで勝利すると、5番手の川北は敗れるが今季シングルス初登場となった主将工藤が相手を終始寄せ付けない卓球でストレート勝利。4-2で早稲田大学に勝利し、唯一の4連勝を達成した。

ここまで、リーグ戦1勝1敗で迎えた男子は第1戦では日大と対戦。前出陸杜(商1)の相手はTリーグで戦う加山。2ゲームを連取したものの相手に3ゲーム連取され逆転負け。続く青山貴洋(文1)も伊藤礼を相手に0-3で敗北する。3戦目を託されたのは主将の坂田修(経4)。丁寧かつ気迫あふれる姿勢をみせ、ついに3-1で1勝を手にした。4戦目のダブルスには小松隼大(文3)・米倉勝(文3)が出場したが1-3でこの試合を落とした。5戦目には中田泰成(文2)が出場。しかし、相手の小林から1ゲームも奪えず敗戦。1勝4敗となり、勝ち点獲得とはならなかった。

▲キャプテンとしてチームを結果でも牽引する坂田

続く第2戦では専大と対戦。第1戦に続き、前出に初戦を託すが、相手エースの阿部を前に1-3で敗戦。第2戦には主将の坂田が出場。フルセットの激闘の末、星に2-3で敗れた。続く3戦目には、ダブルスでの出場機会が多い小松がシングルスで出場するも1-3で敗戦。4戦目のダブルスには、第1戦の日大戦同様小松・米倉組が出場。阿部・野田組の攻撃に苦しみながらも3-2で勝利した。5戦目にはカットマンの菊地慎人(文4)が出場したが1-3で敗戦。こちらも対戦成績が1勝4敗となり、勝ち点獲得できず。しかし坂田主将は「優位に立つ場面もあった」と収穫も口にしており、残り2日の試合に期待がかかる。

(記事:小野祐司、中島遥、写真:中島遥)

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