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駅伝見据えた大会で好記録連発-第206回東海大学長距離競技会

2021年10月24日 秦野市カルチャーパーク陸上競技場

東海大学長距離競技会が秦野市カルチャーパーク陸上競技場で開催された。前日の予選会で箱根駅伝本戦出場を決めた勢いそのままに、この日も選手達が10000mと3000mで好走を見せた。

▲全体1位となるタイムでフィニッシュする居田

3000mでは、スタートと同時にペースメーカーの谷澤竜弥(経4)を先頭に千守倫央(商3)、居田優太(経2)、浦田優斗(経1)らが集団を組んでレースを引っ張る。2000m付近で谷澤が外れるが、千守を先頭に集団を崩さず残り1周。「余裕はなかったが、目標タイムに向けて走った」と居田がラストスパートを決め、 8分04秒10の滋賀県記録を樹立。浦田が8分06秒52で続き、3着でまとめた千守も愛媛県記録(8分07秒61)を叩き出した。

▲好走を見せる丸山

レース後、花田俊輔コーチは上位3名に加えて「丸山(大輝・法2)が頑張った」とその走りを高く評価した。自己ベストに迫る好タイムで駆け抜けた一般生。今後の活躍に期待が懸かる。

また、箱根駅伝予選会でメンバー入りするが、惜しくも出走を逃した倉田健太(商4)と矢萩一揮(法1)は共に10000mで30分台と健闘を見せた。

▲集団を組んで走る選手達

好記録を連発したメンバーだが、特に3000m出場者は夏合宿の土台作りがうまく出来なかったという。しかし、花田コーチは「徐々に距離を伸ばす最初の一歩」と今回の記録会を位置付ける。居田も来年の駅伝へと先を見据え、「10000mは28分30秒切りが目標」と意気込む。中大の選手層の厚さを感じた記録会だった。

◆結果◆
3000m3組
①居田優太 8分04秒10
②浦田優斗 8分06秒52
③千守倫央 8分07秒61
⑤丸山大輝 8分23秒60
⑦藤井拓輝(商4)8分39秒01
⑧植村優人(経2)8分40秒99
10000m4組
⑪倉田健太 30分04秒01
⑯矢萩一揮 30分57秒46

◆コメント◆
花田コーチ
──きょうの3000mを振り返って
良かったと思います。居田は滋賀県記録、千守は愛媛県記録で、1年生の浦田優斗は自己ベストですかね。非常に良かったと思います

──頑張った選手というとその3選手になってきますか
頑張ったという意味ではその辺りと、2年生の丸山が頑張りましたね。

──きょうのエントリーの意図は
ここから徐々に距離を伸ばす最初の一歩です

──特に今回出場した選手達は、どのようなことを意識して練習していますか
夏合宿がうまく出来なかったメンバーなんですよ。なので、夏合宿での土台作りは大事ですが、その代わりとなる強化をこの秋の時期を使ってやっています

(記事:牧島駿太、写真:若林拓実)

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