2022年4月3日 会場非公開
▼スタメン
GK
猪越 優惟(商3)
DF
荒木 遼太(経4)→ 青木 奏人(法3)
加納 直樹(総政3)
牛澤 健(経3)
岡井 駿典(法4)
MF
芝田 将(経4)
田邉 光平(法3)
大窟 陽平(文2)
FW
矢尾板 岳斗(商3)→ 勝浦 太郎(総政4)
岩澤 桐人(経4)→ 山崎 希一(経3)
鈴木 翔太(文4)→ 有田 恵人(文3)
▼試合結果
△中大1―1東海大△
得点者:勝浦(後半30分)
宮沢正史監督、中村憲剛テクニカルアドバイザーが新たに就任して迎える今シーズン。
後半22分の攻防の中から先制を許したが、貪欲にゴールを狙い続けて同30分に途中投入の勝浦(総政4)が同点ゴールを決め、1-1で引き分けた。
試合は強い雨が降り、スリッピーな悪コンディションの中スタートする。
▲気合が入るリーグ開幕戦
序盤は相手にボールを持たれる時間も長かったものの、しっかりと守備ブロックを築いていく。
前半20分、芝田(経4)のロングパスを受けた矢尾坂(商3)が左サイドを駆け上がり、ゴール前にパスを出すがこれはミートしきれず。これを機に少しずつボール保持率を上げていき、両サイドを使い分けながら徐々に敵陣に攻め込んでいった。
同24分、相手のパスミスを田邉(法3)が拾い、ゴール前の岩澤(経4)に出すがこれは相手DFのヘディングによって阻まれた。こぼれ球を芝田が拾うと右サイドからの突破を試みる。鈴木(文4)が一人で正面まで運び、ペナルティーエリア付近からシュートを狙うが、惜しくもゴール左上へ。
その直後、ゴールキックから自陣に攻め込まれるが荒木(経4)と牛澤(経3)のDF陣が奮闘し、決定機を作らせなかった。
▲左サイドから仕掛ける矢尾坂
同35分、相手のパスミスを突いた今季キャプテン・岡井(法4)が矢尾坂にパス。スピーディーに左サイドを突破しシュートを打つが惜しくも枠外。スコアレスで後半へと折り返す。
ハーフタイムに荒木に代えて青木(法3)をピッチに送り出し、後半がスタートする。
9分、CKを二度取られたが、牛澤と芝田がヘディングでクリア。こぼれ球を拾われ、もう一度攻め入られると思われたが、田邊と青木の連携により阻止。その後もGK猪越(商3)を中心に危ないシーンを阻止してきたが、同22分ペナルティーエリアに侵入され先制点を許してしまう。
どうにか追いつきたい状況の中、同26分に有田(文3)、山崎(経3)、勝浦を投入。前線と中盤の強度が増したことによって、攻撃の勢いが増した。
▲後半30分FKを獲得する
そして30分、同点のチャンスが訪れる。
岡井のロングフィードに走り込んだ勝浦が相手に倒されFKを獲得。キッカーは岡井。ゴール前に落ちた球は一度クリアされたかと思われたが、エリア内にこぼれたボールを勝浦がすかさず器用に収め、ゴール左下に流し込んだ。勝浦にとって、リーグ戦デビューの今節で見事な初ゴールを決めた。
試合後、ゴールシーンを「セットプレーやクロスのときは、どこにこぼれてくるか神経をとがらせている。こぼれそうなところにいたら、本当にこぼれてきた。決められて良かった」と振り返った。
▲同点ゴールを決めた勝浦
両チーム追加点を得るために、攻守がめまぐるしく入れ替わる展開が続く。途中投入の選手たちを中心に左サイドを山崎、右サイドを有田が果敢に仕掛けていき何度も突破のチャンスを狙った。
同44分、相手のCKの場面では、芝田が体を張って阻止。アディショナルタイムのロングスローインは、猪越が直接キャッチして失点を許さなかった。
最後まで勝利を目指して戦った中大。逆転ゴールこそ奪えなかったが、勝点1を得て2022シーズンをスタートさせた。
関東学院大戦は延期となったことから、次戦は4月9日に行われる第3節城西大学戦となる。
▼試合後コメント
宮沢監督
―今日の試合を振り返って
1節ということで選手たちもすごい緊張したなか、グランドコンディションも大雨でピッチもボールが止まるような状況のなかで、戦ったなっていう感じですね。最後まであきらめずに戦ったっていうところで、勝ち点3を取りたかったんですけど、最後に諦めずに1点取ったことは次につながるゲームだったと思います。
―攻撃のところで有田選手、山崎選手、勝浦選手の交代が効いたのでは
彼らはスタメンでもおかしくない選手で、まあ選手間の中でも競争をして行きたいところ。途中から出ても最初から出ても、自分の持ってる力を100%出すことをずっと言い続けているので、非常にいい仕事をしたと思うんですけど、勝浦だけが点を取れたので、他の2人も取れる選手なのでそこはずっと言い続けていきます。
―次節の相手・城西大について
情報がそこまでないので、次の試合も見ながら分析して行きたいと思いますけど、間違いなく中大を倒そうとくると思います。その気持ち以上のものを出していかないといけないと思います。まずは気持ちの面で上回れるように、なおかつ、戦術、技術と自分たちのサッカーができるように準備して行きます。で勝点3を必ず取って帰られようにします。
勝浦選手
―ゴールシーンを振り返って
いつもセットプレーとかクロスのときは、どこにこぼれてくるか神経をとがらせて、やっているので、こぼれそうなところにいたら本当にこぼれてきて、それが決められて良かったです。
―コンディションが良いように見えたが
この開幕戦に向けて、去年の12月のシーズン終わってから、ここに合わせてずっと準備してきたので、オフもほとんどグランド来たりして、それの成果かなと思います。
―次節・城西大戦への意気込み
今日の課題をまずみんなで話し合って、火曜の練習からバチバチ激しくやって、絶対勝ちたいと思います。
岡井選手
―今日の試合を振り返って
開幕戦だったり、この雨でボールが動かないっていう難しい環境の中でも、最後に1対1で追いつくことができたというのは自分達にとっては今までのサッカーを積み上げてきた収穫だったのかなと思います。
―次節・城西大戦ではどんな戦い方をしたいか
相手の情報っていうのは、正直あんまり入ってこない状況なので、今週行われている試合を見て。けど、自分たちがやることはどの相手でも変わらない、自分たちがボールを保持して後ろからビルドアップして、よりゴールに迫っていくシーンを作って、複数得点で勝利できればと思います。
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(記事:奥村杏、写真:畑京介)