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今年2度目の全国の舞台で奮戦するも上位進出ならずー2021年度全日本学生室内テニス選手権大会

11月28~12月5日 江坂テニスセンター

全国の強豪選手が集まる今大会。中大からはシングルスで石井涼太(法2)、ダブルスでは清水盾伎(法3)、井上隆也(商3)ペアが本選出場を果たした。

初出場となった石井は1回戦で末尾(駒大)と対戦。直近の練習試合では黒星を喫した相手だったが、「左利きでスピンをかけてくるタイプだったので、早い段階でクロスからストレートに展開した」と万全の対策を練った上で試合を有利に進め、雪辱を果たした。そして2回戦では卒業後にプロ転向を表明している松田(近大)との対決となった。流れをつかみたい石井だったが、序盤にブレークを許すと、「完全に向こうのペースに持っていかれてしまった」と強みであるラリーに持ち込むことができず1ゲームも取れずに第1セットを落とした。続く第2セットも2ゲームを先取される苦しい立ち上がりとなったが、徐々に流れをつかみ、1-2とこの試合初めてゲームを取ることに成功。その後も必死に食らいついたが、松田を打ち崩すには至らず試合終了。最終的に2回戦敗退終わった。


▲最後まで粘り続けた石井

予選から勝ち上がり、初のダブルス本選出場を決めた清水・井上ペア。迎えた初戦、1-0とサービスゲームを取る順調な滑り出しを切った。こちらのペースに持ち込みたいところだったが、「ボレーがうまくきまらなかった」と持ち前のネットプレーが中々決まらず、あと一歩で点が入らない状況が続き、第1セットを先取された。続く第2セットでは挽回したいところであったが、相手ペアのパワープレーに圧倒されチャンスをつかめない。中盤に1ゲームを取るも、反撃及ばず試合終了。悔しい敗戦となった。


▲今年1年を通じて抜群のコンビネーションを見せた清水(右)、井上(左)

上位進出はならなかったものの、選手にとって現在の課題と全国のレベルを十分に感じられた今大会。3年生を筆頭とした新戦力の成長を再確認できた。「来年は今年の倍の人数の選手が出場できるようにがんばっていきたい」と来年への期待を語った西野目コーチ。中大硬式庭球部のさらなる成長に目が離せない。

 

◆大会結果◆
▼シングルス1回戦
〇石井2-0末尾(駒大)●
(6-2、6-1)
▼シングルス2回戦
●石井0ー2松田(近大)◯
(0ー6、2-6)
▼ダブルス1回戦
●清水、井上0-2松田、大植(関大)
(1-6、1-6)
記事・写真:後藤寛太