2022年6月18日 会場非公開
▼スタメン
GK
猪越 優惟(商3)
DF
影山 兼三 →加納 直樹(総3)
大桃 怜音(商4)
牛澤 健(経4)
岡井 駿典(法4)
MF
芝田 将(経4)
田邊 光平(法3)
山崎 希一(経3)→加納 大(商2)
FW
家坂 葉光(文1)→西村 湧志(経1)
田中 幹大(商1)→小川 嵩翔(商2)
勝浦 太郎(総4)→星野 創輝(商2)
▼試合結果
〇中大2-1日体大●
得点者: 勝浦(前半28分)、勝浦(前半38分)
前節首位に立てるチャンスを逃し、悔しい結果に終わった中大イレブン。最終節である今節は何としても勝ち点3をものにし、後期に向けて弾みをつけたいところ。
前節から前線の選手を3名変更し、攻撃に厚みをかける形となった。
試合開始早々から前線にボールを蹴り込み、高い位置から攻撃を展開していく。開始からわずかな時間で積極的にシュートを放ち試合の主導権を握る。堅固な守備で相手に一本もシュートを打たせず、ボールを奪取し最終ラインでボールを落ち着かせる。前半9分には、牛澤からのロングパスに家坂が抜け出し落としたところに勝浦がシュート。これはうまくミートしなかったがゴールの匂いが漂う。そして同28分、田邉がペナルティエリア内に侵入し相手を引きつけ、家坂が山崎にスルーパスを供給。そのままゴール前にいた勝浦が山崎からのパスを受けると相手を背負いながらうまく反転して左足でシュート。ゴール右隅に突き刺さり、待望の先制点を奪う。
▲先制点を放つ勝浦
さらに38分には、田邉がペナルティエリア手前で仕掛け、相手をかわして放ったシュートのコースを勝浦がうまく変え二点目を奪う。その後は田邉を中心に攻撃を展開していき追加点を狙うもゴールは生まれず前半を折り返す。
▲攻守の要となった田邉
後半はまさに一進一退の攻防が続く。前線からのプレスを積極的に行い、相手にプレッシャーをかけて高い位置からのボール奪取を試みる。すると後半11分、相手GKのクリアボールを芝田が奪いゴールに向かい、ペナルティエリア手前の中央で山崎にパスを出す。そのまま山崎はスルーパスを供給し、それに反応して抜け出した勝浦が左足でゴールを狙うも、相手DFの献身的な守備に阻まれる。さらにこのシュートで得たCKでは、ファーサイドに溢れたボールを牛澤が右足でシュートを放つもクロスバーに直撃する。さらにこぼれたボールを芝田、田中が立て続けにシュートを放つもゴールを奪うことができない。直後の後半13分、日体大の華麗なパスワークから崩され、自陣のペナルティエリア内に侵入され一点を奪い返される。その後はなかなかボールを保持できず苦しい時間が続くが、最終ラインでボールを落ち着かせリズムを取り戻す。同18分には山崎がスライディングでボールを奪うと田邉が一気にカウンターを仕掛ける。再度山崎がパスを受け右足でシュートを打つも、相手GKのファインセーブに阻まれる。そのまま両チーム特に大きなチャンスを得られなかったが、相手に押される展開になっても冷静に対応し、90分を戦い抜いた。
▲裏へのパスを要求する勝浦
前期最終節を終えて中大は2部リーグ首位に浮上した。悲喜交々の前半戦ではあったものの、後期に向けて良き締め括りとなった。この調子で1部復帰を果たしてほしい。
▼試合後コメント
宮沢監督
―試合を振り返って
前半は幸先よく二点を先制点で取れて、後半はうちが点を取れずに相手が点をとり、チャンスはあったものの点を決めきれなかったのですが、試合を通して粘り強く戦えたことが勝因につながったと思います。攻められる時間帯も後半たくさんありましたが、クロスボールの対応もしっかりできていましたし、クリアもしっかりできていたのでそこは評価したいなと思います。
―特に目立っていたのが田邉選手と山崎選手だったと思いますが、田邉選手は特に凄かったと感じましたが
彼の成長はとても嬉しいですよね。彼がやっぱりあれだけボール運んでパス出して、チームのリズムを整えてくれて、あのシュートも素晴らしかったです。ほぼ彼のおかげだったと思います。
―これで2部リーグ首位に立つことになりましたが
先ほど聞いてびっくりしたのですが(笑)まだまだ半分終わった状況ですので、内容には満足することなくよりもっと上を目指して行きたいなと思います。
岡井選手
―苦しい時間帯もあったと思うのですが、守備陣はどのような意識で臨んでいたか
奪った後にただクリアしてしまうと奪われた後すぐ攻撃を仕掛けてくるため、前半は奪った後もボールを繋ぐことを意識できました。
-今節で前期全ての試合が終わって首位に立つことができたが後期に向けての意気込みなど
自分達はもっと上を目指せるチームだと思います。前期の序盤は勝ち点をこぼす試合もあったので、後期は勝ち点を積み重ねていって頑張っていきたいと思います。
勝浦選手
―この試合もゴールも決めましたが、ゴールシーンを振り返ってみて
一点目は山崎選手から右からパスをくれてターンしてシュートを打つことができました。練習中もどんなところからでもゴールを狙うことを意識していたので、それが上手く結果としてよかったです。
―後期の個人的な目標は
出たら決めることができる選手です。どんなところからでもゴールを狙っていき、中大の9番が怖いと相手に思わせることができる存在になりたいです。
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(記事:本國大和、写真:畑京介、本國大和)